年2回しか映画館に行かない人間が感じる映画館の魅力

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『風の谷のナウシカ』鑑賞。『一生に一度は、映画館でジブリを。』

久しぶりに映画館へ行きました。

観たのは『一生に一度は、映画館でジブリを。』ということで、再上映中の『風の谷のナウシカ』です。

もともと映画好きという訳ではなく、テレビやDVD、ネット配信は2ヶ月に1回くらいは観ますが、映画館で観るのは年に2回くらいです。

そんな私ですが、ジブリ作品は好きで(といっても、こちらも熱狂的なファンと言える程ではありません)、過去の名作は映画館で観てみたいなぁと以前から思っていました。

そして、このコロナ流行。

生活は一変して、コロナのせいで苦労している人もたくさんいらっしゃる中、のんきなことは言いづらいですが、コロナがなければこんな機会はなかったかもしれません。

『一生に一度は、映画館でジブリを。』

巨大スクリーンで名作が観られる、またとないチャンス!という訳で、映画館に足を運ぶことにしました。

金曜ロードショーでは何度も観ている作品ですが、映画館で観ると一味違いました。テレビで観ていたからこそ比較ができ、映画館の魅力を感じることができました。

映画館の魅力

たまにしか映画館に行かない私が久しぶりに行って感じた映画館の魅力をご紹介します。

集中力が高まる

映画館では、ただ一つ、目の前の映画に集中することができます。

家で映画を観ていると、周りには気になるものがたくさんあります。

スマホ、散らかった部屋、読みかけの本・・・

映画を観ながらも、雑念が浮かんでは消え、本当の意味で集中するのは難しいです。

その点、映画館に入ればスマホはマナーモード(私は心配性なので必ず電源オフですが^^;)、上映中はスマホ画面を見ることはおろか、触れることすらありません。

思えば、普段の生活で2時間近くスマホに触らずに過ごすことはなくなっている気がします。

映画館では、スマホの世界から強制的に切り離され、スクリーンに1点集中することができます。

雑念のもとになるものも、何もありません。真っ暗な空間で、たったひとつ、映像世界に集中できる2時間です。

いわばマインドフルネス!?脳にも良さそうです^^

感覚が研ぎ澄まされる

集中して映画を観ていると、視覚、聴覚、触覚が鋭くなったように感じました。

巨大スクリーンの迫力なのか、音響効果なのか、理由は分かりません。ですが、テレビで観ていたときとは違う感覚が確かにありました。

ナウシカがメーヴェで飛び立つ場面、その瞬間に壮大な音楽が流れ、映像の世界観に圧倒されました。

気づけば鳥肌と涙が。。。

最後、ナウシカが自分の身を挺して王蟲の怒りを鎮めた場面、人々を救う蒼き衣の伝説の人とナウシカが重なって見えた場面・・・

マスクに涙の粒が。。。

涙が流れるというのは、感情が揺さぶられないと起こらないことです。

テレビでナウシカを観た時は「感動した!」と思っても涙を流したことはありませんでした。こんなに心を揺さぶられるとは、自分でも驚きです。

心優しきナウシカの姿を見て、心が清められた気がしました。映画館を出た後も、しばらく心地よい余韻に浸ることができました。

これもきっと感性が研ぎ澄まされていた証拠です。

映画館は、全身で『映画を感じる』場所なんだなと思いました。

それから、悲しくても嬉しくても悔しくても、とにかく涙を流すとスッキリします。一種のデトックスですかね。映画で泣いてスッキリ、それも映画の魅力の一つだと思います。

コロナ禍・・・映画館の換気は大丈夫?

映画館は閉鎖空間で、しかも2~3時間、同じ場所に多くの人がとどまるため、コロナを心配される方も多いかもしれません。

「映画館に行こう!」実行委員会の公式YouTubeに興味深い動画がアップされています。

映画館の換気実証実験によると、約20分で映画館の空気が入れ替わっていることが分かります。つまり、2時間の映画であれば約6回の換気が行われているんですね。

もちろん、個人の感染対策はしっかり行うことが前提ではありますが、この実験結果を見ると、密閉空間に見える映画館の換気に関しては対策できていると考えて良いのではないでしょうか。

これから先、状況がどうなっていくか分かりませんが、映画を全身で感じるために、また映画館に足を運びたいと思います!

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